ダックスフンド・ミニチュア
ダックスフンド・ミニチュアの歴史
粘り強いハンターともいえるダックスフンドは、地中の巣穴の中にまで獲物を追って入っていき、獲物を外に連れ出して息の根を止めるという狩りをしていました。1910年、ダックスフンドに関する品種改良のための厳しい基準が設けられ、スムースはミニチュアピンシャーと、ロングはパピヨンと、そしてワイヤーはミニチュアシュナイザーと、というようにそれぞれのタイプを他の犬種と交配させることになりました。 こうして、ダックスフンドは、家庭用ペットとしての地位を獲得して人気が徐々に高まり、現在ではアメリカでもっとも人気のある猟犬となっています。
基本情報
体重 | 5kg |
体型(大きさ) | 小型犬 |
体高 | 23~27cm |
被毛 | つやのある短毛のスムースタイプ、滑らかな長毛で少しウェーブがかかっていることもあるロングタイプ、ピンと張った太く硬い毛で覆われ下毛で密集しているワイヤータイプの3種類 |
カラー | 赤、黒&黄褐色 |
耳の形 | 垂れ耳 |
尾の形状 | 垂れ尾 |
飼育目的 | 嗅覚獣猟犬 |
寿命 | 14~15歳 |
性格
ダックスフンドは恐いもの知らずで、好奇心旺盛な犬種です。ハンティングが大好きで、穴を掘ったり、獲物や匂いを追いかけたりして地中に潜ったりすることを好みます。 基本的に独立心の強い犬ですが、家族で何かしようということになれば、一緒に参加したがる一面も持っています。また見知らぬ人に対しては神経質になることが多く、なかには吠えてしまう犬もいます。
日常の飼育ポイント
ダックスフンドは活発な犬種なので、散歩をしたり、広場で遊んだりしてたっぷり運動させてあげましょう。 都市の生活や共同住宅での生活にもすぐに慣れることができます。スムースタイプには最低限のグルーミングをしてあげましょう。ロングタイプには、週に1~2回のブラッシングまたはコーミングをしてあげ、必要に応じてトリミングをしましょう。
気をつけたい病気
心臓疾患、皮膚無力症、B型血友病、股関節形成不全、骨肉腫、膝蓋骨外則脱臼、難聴、真性てんかん、白内障、眼瞼内反、外反症
注意点
我慢強く、どんな環境にも耐えることができますが、精神的にはかなりナイーブで、飼い主とのコミュニケーション不足が起きると、攻撃的になったり、無駄吠えすることがあるので、飼育は慎重にしなくてはなりません。