シベリアン・ハスキー
シベリアン・ハスキーの歴史
北東アジアにすむ遊牧民たちが、寒冷地帯を長距離移動したり、旅をする際にソリ引きに用いたのがシベリアン・ハスキーです。ある権威者には、この犬の先祖たちは、まだシベリアとアラスカが陸続きだった時代にさかのぼるといわれ、スピッツの血を引いていると考えられています。AKC(アメリカン・ケンネル・クラブ)は1930年、シベリアン・ハスキーを犬種として認定しました。第二次世界大戦の間に、たくさんのシベリアン・ハスキーが、アメリカ軍用の捜索・救助チームとして仕事をこなし、人々から称賛されることになりました。
基本情報
体重 | 21~28kg |
体型(大きさ) | 中型犬 |
体高 | 54~60cm |
被毛 | 柔らかく密集した下毛と、まっすぐで滑らかに伸びた上毛との二層構造 |
カラー | ブラックから純白までの全ての色 |
耳の形 | 三角立ち耳 |
尾の形状 | 鎌尾 |
飼育目的 | 原始犬 |
寿命 | 11~13歳 |
性格
鋭い表情の中にも親しみやすさがにじみ出ており、好奇心旺盛で、いたずら好きな面も持っています。 敏捷で軽やかな足取りをしており、すべるように足を運ばせて歩きます。人には大変友好的で、飼い主には従順。子供にはとくによく慣れ、遊び相手としては最適です。どんな仕事にも喜んで取り組むので、作業犬としても優れています。勇気もあります。
日常の飼育ポイント
とにかく遊ぶことが大好きで、常に冒険心に富み、いたずら好きな犬種です。利口で独立心が旺盛なだけに、頑固で、警戒心の強い面も持っています。見知らぬ犬には攻撃的になりがちですが、基本的には穏やかに接します。大変社交的な犬なので、人間と接する機会を設けてあげることが大切です。 頑固で苦しいことや辛いことが大の苦手なので、訓練やしつけは気長にじっくりとおこなっていくことが大切です。
気をつけたい病気
高血圧、皮膚疾患、肛門周囲腺腫、真性てんかん、変性性脊髄症、白内障、汎進行性網膜萎縮症、心臓肥大症、腎機能障害
注意点
見知らぬ猫や、家畜などを追いかけることが多く、時には遠吠えをしたり、地面を掘ったりする癖を持つ犬もいます。また、何でも口に入れて噛んだりする癖を持つ犬もいるようです。