シーリハム・テリア
シーリハム・テリアの歴史
カワウソやアナグマ、キツネ狩りに適した活動的な猟犬を作るため、フォックス・テリアやウエスト・ハイランド・ホワイト・テリア、コーギーなどを交配し作られた犬種。名前は、原産地であるウェールズ地方のシーリハムから付けられました。しっかりとトレーニングをすれば飼い主に従順な犬になります。初期にはこれらの犬の特徴がまだ定まらず、体型や毛色にもばらつきが見られましたが、20世紀に入るまでには現在求められているような、脚が短く頭が大きい骨太の犬の形が完成しました。
基本情報
体重 | 8~9kg |
体型(大きさ) | 小型犬 |
体高 | 25~30cm |
被毛 | ワイアー状の長毛 |
カラー | ホワイト、ホワイト&レモン、ホワイト&ブラウンなど |
耳の形 | 垂れ耳 |
尾の形状 | 断尾の習慣がある |
飼育目的 | 小型獣猟犬 |
寿命 | 13~14歳 |
性格
小型ですが、体力がありエネルギッシュ。独立心が強く、勇敢でものおじしない性格です。そして飼い主や家族には愛情深く友好的です。常に大きな吠え声で小獣を追い出す猟犬として用いられたことで有名なように、吠え声は深く、太く、力強いです。声だけ聞けば効果満点の番犬です。
日常の飼育ポイント
オス同士は喧嘩っ早いので、散歩の際は要注意。無駄吠えをしないしつけと、服従訓練は必要です。ホワイトのコートにおおわれたボディと、立派な髭をたくわえた気品に満ちた顔。シーリハムの飼い主には、まめな被毛の手入れが必要となります。硬いワイヤー状の長毛なので、定期的にトリミングが欠かせません。運動量は小型犬にしては多めに必要です。
気をつけたい病気
皮膚疾患、難聴、緑内障、水晶体脱臼、白内障、汎進行性網膜萎縮
注意点
独立心旺盛で、気が強いところがありますから、訓練を十分にしていないと、攻撃的になったり、反抗的な態度をとることが多いです。特に雄は、しっかりとしつけることが大切です。