キング・チャールズ・スパニエル
キング・チャールズ・スパニエルの歴史
スプリンガー・スパニエルタイプの小型犬を、愛玩目的のためにだけに作り替えるよう、中国から持ってきたペキニーズや狆、パグなどを交配して生まれました。イギリスのチャールズ二世にことのほか愛されたため、この名前がついています。この犬の祖先は猟犬ですが、イギリスの王族の間では猟犬としてよりも、コンパニオン・ドッグとして珍重されていました。
基本情報
体重 | 4~6kg |
体型(大きさ) | 小型犬 |
体高 | 25~27cm |
被毛 | まっすぐでなめらかな絹状 |
カラー | ブレンハイム、ルビー、黒タン、トイカラー |
耳の形 | 垂れ耳 |
尾の形状 | 垂れ尾 |
飼育目的 | 家庭犬、愛玩犬 |
寿命 | 11~12歳 |
性格
もともと甘やかされていた歴史が長かったため、ちょっとわがままな性格の傾向があります。訓練はあまり得意ではないため、最低限のしつけで十分でしょう。はげしい運動も得意ではなく、散歩よりも飼い主さんのそばにいたいという欲求が強い犬種です。ずっと抱っこされているのが大好きで、子供や他のペットとも仲良くできる平和主義者です。
日常の飼育ポイント
鼻面が短くなった分、呼吸が粗くなる傾向があります。熱交換がスムーズにいかないので、温度管理には十分に気をつける必要があります。
気をつけたい病気
皮膚疾患、関節炎、白内障、神経疾患
注意点
神経疾患のひとつとして、一点を凝視したり、何かに向かって噛み付くように口をパクパクさせるといった『ハエ咬み行動』とか『星凝視行動』という動作がみられることがあります。