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ワンちゃん おむつ苦手? 広がるマナー、徐々に慣らして!

おむつ
「犬にペットおむつを着けて散歩をするが、便をうまく出せずに苦しそう。続けるべきか」。6歳のチワワを飼う佐賀県の女性(35)から取材班に悩みの声が寄せられた。公園や道路の「ふん害」防止などのため、マナーとして紙おむつの使用が広がっている。一方で、なかなか着用に慣れない犬もおり、対応に苦慮する飼い主もいるようだ。

飼い犬のふんの処理を巡っては、福岡都市圏でも多くの自治体が関連条例を制定。適正に処理することを飼い主に求め、守らなかった場合、罰金が科されることもある。

女性のチワワは、以前はおむつなしで散歩していた。ふんは持ち帰り、尿はペットボトルの水で流していた。だが「ふん、尿禁止」という貼り紙を公園や民家の壁などでよく目にするようになり、おむつで散歩するようになった。

高齢や病気で介護が必要な犬に使われることが多かったおむつ。だが、最近ではペットを同伴できるカフェや宿泊施設、犬専用のショッピングカートが設置されている商業施設などもあり、犬が家族と共に外出する機会が増えた。室内で飼われる犬も増加し、外出先で周囲に配慮したり、部屋での粗相を防いだりする目的で、おむつの需要が高まっている。

デザインも進化した。衛生用品製造販売のユニ・チャーム(東京)が2014年に洋服タイプのおむつを販売開始。他メーカーも追随し、機能性も改良される中で、製品の幅が広がった。

同社によると、犬の排せつケア製品市場の規模は、おしゃれなおむつが登場する前の2013年に比べて約10%拡大。これまでは敷物タイプのトイレシートが全体の9割以上を占めていたが、おむつの割合が急増し、現在は2割を超えている。

粗相防止や世話にかかる手間の軽減など、飼い主にとっては助かる犬用おむつだが、デメリットもある。どうしても慣れない犬もいることだ。

相談を受けたことのある獣医師は「慣れないうちは着けたまま排せつをしたがらない犬もいる。窮屈なのに我慢を強いられ、犬の習性であるマーキングができないことで、犬のストレスもたまる」と説明。家庭で着けっぱなしになると、尿焼けや皮膚炎につながることもあるという。

ただ、おむつ着用の動きは止まらないと、東京農業大農学部の増田宏司教授(動物行動学)はみる。2011年の東日本大震災後、国は災害避難所へのペットの同行避難を原則とする指針を作成。「人間社会の最低限のマナーを身に付けさせることが、飼い主の義務になった」ことも拍車を掛けている。

おむつが苦手なワンちゃんの対処法も教えてもらった。例えば、おむつに片足だけを入れた段階でほめる、次は両足、さらに少し散歩してほめる。犬が嫌がっていないことを確認しながら、段階を踏んで慣れさせていく。「楽しくおむつを覚えることが大事」と増田教授は語る。

情報提供元:西日本新聞