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ペットブームの裏にある年間3万頭の殺処分を減らせるか?「譲渡会」の課題と現実

いまや14歳以下の人口より多いペット。犬に限ると、国内では約1千万頭が飼われている。一方で、保健所や動物愛護センター等の施設に持ち込まれる犬が存在し、年間約3万頭が殺処分されている。そういった問題を解決するため、各地の愛護団体等が保健所から犬を保護し、新たな飼い主とマッチングさせる取り組みが「譲渡会(里親探し)」だ。住宅・不動産専門サイトO-uccinoを運営する株式会社オウチーノは、ペットブームのなか、ペットショップや友人・知人から犬を譲り受ける以外に、「譲渡会(里親探し)」を活用して犬を購入するケースに着目し、その譲渡会の取り組みやペットに関するアンケート結果をまとめた。

■譲渡会に集まる、穏やかな性格の「シニア犬」

神奈川県湘南エリアのとある広場で開催された譲渡会では、新しい家族との出会いを待つ犬たち約30頭が参加。この会で犬を探していた50代女性は、「自分の体力的に子犬を買うのは難しいので、穏やかな性格の成犬を希望しています」と話した。「成犬の中でも7歳以上のシニア犬は、特に落ち着いていて、穏やかな性格。のんびり一緒に暮らせるというメリットがあります」。そう話したのは、ちばわん湘南地区担当の渋谷美奈子さんだ。

■ペットショップに成犬はいない?

譲渡会に参加している犬は、ほとんどが1歳以上の成犬。一般的なペットショップで販売されている犬の年齢は1歳未満の子犬だ。ペットショップで無事に飼い主が見つかればよいが、もし見つからなかった場合は、ペットショップ側の判断で、ブリーダーに譲渡または保健所に引き取ってもらうという。人気の犬種が大量に繁殖された後、「売れ残った」結果が、年間約3万頭の殺処分につながっている一因でもある。

譲渡会は、犬の性格や相性を見て、気に入った犬を見つけたら、各愛護団体が定める譲渡条件に合意し、受け入れに問題がないと判断されると、晴れて「家族の一員」となる仕組みだ。一般的に、オス犬であれば3万円程度、メス犬は5万円程度の費用が発生する(※健康チェック、ワクチン、ノミダニ駆除、不妊去勢手術など医療費の一部を含む。その他、ケアが必要な場合は別途費用)。

■「里親になることを検討できる」は93.7%

実際に犬を飼いたいと考えている人たちは、譲渡会のような里親探しの取り組みをどう捉えているのだろうか? そこで同社は、20~49歳の男女324名を対象に、「ペット(犬)に関する意識調査」を実施。今後、犬を飼う予定がある人に対し、「里親(保健所や動物愛護センター等の施設・譲渡会)から犬を譲り受けられることを知っていますか?」と質問した結果、全体の75.0%が「知っている」と回答。その方たちに、「今後、犬を飼う場合、里親からの引き渡しを検討できますか?」と質問すると、93.7%が「検討できる」と回答した。思いのほか、検討のひとつに入っているユーザーが多い結果となった。

最後に犬を飼っている人に、「現在の犬はどこから飼いましたか?」と質問したところ、「ペットショップで購入した」が57.5%と過半数を占めた。実際、ペットを飼うとなるとペットショップ経由に流れる現実も浮かび上がった。ペットブームの裏にある年間3万頭の殺処分を減らしていくためには、譲渡会の取り組みが注目され、機能していくことが不可欠といっても過言ではない。

 

情報提供元:@DIME

 

運営会社:合同会社ペコアス

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