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飼い犬の歯周病予防 歯ブラシで歯垢除去を!!!

ミニチュアダックスフント3頭を飼育する都内の会社員の女性(48)にはつらい思い出がある。2年前、当時12歳の1匹の目と鼻の間が腫れた。動物病院に連れていくと、歯周病と診断され、2本抜歯することになった。現在、10歳の1匹も歯石があると指摘され、本格的に愛犬の歯磨きに取り組むことにした。

犬の歯周病ケアは重要だ。「人間よりも歯石ができやすく、歯周病になりやすい」とペットケアグッズなどを扱うライオン商事(東京都墨田区)で啓発活動を行う獣医師の中村恒彰さんは指摘する。

中村さんによると、歯のケアを怠ると、歯の表面や歯周ポケットの中に歯垢(しこう)がたまり歯周病菌が増加する。歯垢はやがて石灰化して歯石になり、歯周病の原因となる。
人間の唾液のpH(ペーハー)値は6~7で中性だが、犬の場合は8~9と弱アルカリ性で、石灰沈着が起こりやすい。このため、歯垢が歯石になる日数は人間が約25日間なのに対し、犬は3~5日と5倍以上も早い。犬が餌を食べ、歯垢が歯石化して歯周病に移行するまで、最短で2~3週間というスピードだ。
犬の歯周病の進行を放置すると、歯を支える歯槽骨を溶かし、膿(うみ)がたまる。このため、顔が腫れたり、目の下から膿が出てきたり、下あごの骨が折れることもある。歯周病は口の中の問題だけにとどまらない。菌が血中に入って心疾患など全身の病気を引き起こすこともあるという。
シーズー、ダックスフント、ヨークシャーテリアなど歯間が狭い小型犬は歯周病になりやすいので特に注意が必要だ。

◆信頼関係が大事
では、どのように予防したらいいのだろうか。
まずは歯垢の段階で除去することが大切だ。犬用の歯ブラシや歯磨きシート、指サック状の歯ブラシなどを使うとよいが、鼻の周りは犬の急所で触られるのを嫌がることが多い。
いきなり歯ブラシを口の中に入れたりせず、まずは口や鼻の周りを触られることに慣れさせよう。
次に、唇をめくって歯や歯茎に優しく触れてみる。慣れてきたら、指に歯磨きシートを巻いて歯を触る。最終段階として歯ブラシに挑戦する。始めは前歯だけにして数回様子を見てから奥歯の方へ。
「口の中に手や歯ブラシが入るのを許すのは飼い主との信頼関係があるから。うまくできたら褒め、丸のみできる程度に小さくちぎったおやつを与えると、楽しいことだと考えるようになる」と中村さんはアドバイスする。少なくとも週2~3回は歯ブラシを使い、歯と歯茎の境目や歯周ポケットから汚れをかき出してやろう。そのほかは歯磨きシートや歯磨き用ガムを活用してもいい。

■愛犬の歯磨き、毎日は7.6%
日用品大手「P&Gジャパン」(神戸市東灘区)、ペット保険の「アニコム損害保険」(東京都新宿区)などで立ち上げた「ペット長寿国プロジェクト」が8月、犬の飼い主500人を対象に実施した「犬の歯と健康に関する調査」で、愛犬の歯磨きの頻度を「毎日」と回答したのは7.6%だった。「週に2、3回」(6.6%)と「週に1回程度」(7.4%)を含めても21.6%にとどまった。
一方、ケアの必要性についてきくと、「必要」「とても必要」と回答したのは計89.4%。歯のケアに対する認識は高いものの、実行できていない実態が浮かび上がった。

 

提供:産経ニュース

 

運営会社:合同会社ペコアス

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