ボストン・テリア
ボストン・テリアの歴史
1865年頃、アメリカのボストン市で、裕福な人々に雇われていた馬車の御者たちが、雇い主たちの飼っていた優秀な犬同士を交配させました。その中で、イングリッシュ・テリアとブルドッグを掛け合わせて誕生したのが「ホッパーズ・ジャッジ」と呼ばれた犬種でした。
基本情報
体重 | 7~9kg |
体型(大きさ) | 小型犬 |
体高 | 28~38cm |
被毛 | なめらかでつやのある短毛 |
カラー | 口さきのまわり、目の間、首などに白斑があるブリンドル、シールまたはブラック |
耳の形 | コウモリ耳 |
尾の形状 | 螺旋尾 |
飼育目的 | 家庭犬、愛玩犬 |
寿命 | 10~14歳 |
性格
ボストン・テリアは飼い主の意思や気分に敏感で、非常に繊細な面を持っています。室内では行儀のよい犬ですが、やんちゃで遊び好きなところもあります(特にボールを追いかける遊びを好みます)。少し頑固なところもありますが、知的で、学習能力も優れています。知らない人にはあまりなつくことはなく、ときには他の犬に対して攻撃的な態度をとったりすることもあります。また、たまに吠え癖を持った犬もいます。
日常の飼育ポイント
活発な犬種だけに、毎日きちんと運動させ、家族との触れあいを持たせることが必要です。といっても軽めの散歩をさせたり、庭で走り回らせて遊ばせるだけで十分です。室外での飼育にはあまり向かない犬種です。たまに、ゼーゼーと苦しそうに息をしたり、いびきをかいたりする犬もいます。 比較的暑さに弱いので十分気をつけるようにしましょう。被毛は時々ブラッシングをして抜け毛を取り除いてあげるくらいでよいでしょう。
気をつけたい病気
皮膚疾患、脱毛症、副腎皮質機能異常、幽門狭窄、下顎骨障害、肘脱臼、難聴、小脳奇形、乾性角結膜炎、角膜潰瘍、白内障、気管形成不全
注意点
短頭種なので、暑さに非常に弱い面があります。体内の温度が上昇しても、効率的な体温放散ができないからです。特に夏場の温度管理には配慮して、くれぐれも熱中症にならないように気をつけてあげましょう。