ドーベルマン・ピンシェル
ドーベルマン・ピンシェルの歴史
ドーベルマン・ピンシェルを作り上げた、ドイツのチューリンゲン州に住んでいたルイス・ドーベルマンほど、犬の世界に影響を与えた人物はいないといえます。がっしりとした骨格と丸い頭部が特徴的だったこの犬種は、その後繁殖家たちによって、きびきびと引き締まった体つきの犬へと改良されていきました。
基本情報
体重 | 29~41kg |
体型(大きさ) | 大型犬 |
体高 | 66cm |
被毛 | 硬くて短い毛 |
カラー | ブラックまたはブラウンに赤褐色の斑 |
耳の形 | 垂れ耳 |
尾の形状 | 断尾の習慣がある |
飼育目的 | 番犬、護衛犬 |
寿命 | 10~12歳 |
性格
ドーベルマン・ピンシェルは、非常に利口で警戒心に富んだ番犬であり、飼い主やその家を警護するといった能力に優れています。また、知的で好奇心が強く、どんな時も飼い主に忠実なので、非常に訓練しやすい犬種といえます。
日常の飼育ポイント
大変活発な犬種なので、毎日、知的な運動と肉体的な運動が必要です。このバランスがうまく取れず、運動量が足りないと欲求不満に陥り、破壊行動に出ることもあります。長時間のジョギングか散歩、または足場のよい所で思い切り走らせるなど、たっぷりと運動をとらせましょう。被毛は、最低限のケアをしていれば特に問題ありません。
気をつけたい病気
頚椎動揺症候群、肥大性心筋症、致死性不整脈、皮膚疾患、甲状腺機能異常、胃捻転、慢性肝炎、知覚過敏症、前庭疾患、難聴、ドーベルマン舞踏病、股関節形成不全、皮膚疾患、白内障、汎進行性網膜萎縮症、腎 機能不全、慢性鼻炎
注意点
これまで耳は、断耳して固定して、直立耳に修復して精悍な容姿に作るのが一般的であったが、現在は断耳をせずに垂れ耳のままにしておく方が、主流となりつつあります。