セント・バーナード
セント・バーナードの歴史
中世にローマ軍がアルプスを越えてスイスに持ち込んだ、アルプス原産のマスティフから始まったと言われています。スイスのサン・ベルナール僧院では1660年頃から飼育されており、雪山の遭難者を救助する際に活躍してきました。
基本情報
体重 | 50~91kg |
体型(大きさ) | 大型犬 |
体高 | 61~70cm |
被毛 | 短いスムースと長いラフの2タイプで、ラフの太ももには飾り毛がある |
カラー | ブラウン&ホワイト、ブリンドル&ホワイト、イエロー&ホワイトほか |
耳の形 | 三角形で先端は丸みのある垂れ耳 |
尾の形状 | 長い垂れ尾 |
飼育目的 | 番犬、護衛犬 |
寿命 | 8~10歳 |
性格
生まれつき人なつっこく、気性は一般におだやかで温厚です。しかし、見かけに反して繊細な感情の持ち主で、かなり用心深いところもあります。 超大型犬でありながら、利口で従順な性格です。家族には寛容で穏やかで、子供に対しても優しい理想的な家庭犬です。基本的には優しい性格ですが、縄張り意識が強く、他人には馴れにくいところがあります。
日常の飼育ポイント
自立心が強いので、自由自在に動き回れる広いスペースでの飼育が基本となります。散歩での運動量が必要と言うよりは、気の向いたときに自由気ままに歩きまわれることが必要です。日本の住環境を考えると、飼育はかなり制約されそうです。コートのお手入れは、短毛、長毛ともブラッシングをしていつもきれいにしておきましょう。耳内は洗浄液で清潔に掃除し、爪もいつも短い状態にしましょう。
気をつけたい病気
心臓疾患、皮膚無力症、B型血友病、股関節形成不全、骨肉腫、膝蓋骨外則脱臼、難聴、真性てんかん、白内障、眼瞼内反、外反症
注意点
自信に満ち溢れており、マイペースで着実に仕事をこなしていきます。我慢強く、どんな環境にも耐えることができますが、精神的にはかなりナイーブで、飼い主とのコミュニケーション不足が起きると、巨体にもかかわらず、攻撃的になったり、無駄吠えすることがあるので、飼育は慎重にしなくてはなりません。