スタンダード・シュナウザー
スタンダード・シュナウザーの歴史
スタンダード・シュナウザーは、3種類のシュナウザー(ジャイアント、スタンダード、ミニチュア)のなかでも、もっとも古い歴史を持つ、シュナウザーの原型ともいえる犬種です。第一次世界大戦では、情報伝達犬として活躍したり、さまざまな補助業務をこなしたりする仕事が与えられました。また、大型のジャイアント・シュナウザーのように警察犬として活躍したりもしました。 1895年にドイツにおいてピンシャー・シュナウザー・クラブが設立された際に、この犬種は「ラフ・ヘアード・ピンシャー」の名前で加えられました。
基本情報
体重 | 14~20kg |
体型(大きさ) | 中型犬 |
体高 | 45~50cm |
被毛 | 粗い針金状の被毛 |
カラー | ピュアブラック、ソルト&ペッパー |
耳の形 | 立ち耳 |
尾の形状 | 断尾の習慣がある |
飼育目的 | 番犬、護衛犬 |
寿命 | 12~14歳 |
性格
他のペットとはうまくやっていけますが、見知らぬ犬や動物には攻撃的になることもあります。状況観察をする冷静さがあり、防衛本能が強いので、初めての人とは距離を置いて接することが多いでしょう。 もともと牧畜犬なので頭が良くトレーニングなども覚えが速いです。性格も穏和で飼い主に忠実なため飼いやすく、遊び好きで、主人に対して献身的です。利口で、訓練しやすく、恐れ知らずで、伴侶犬又作業犬としての資質を備えています。
日常の飼育ポイント
スタンダード・シュナウザーは、毎日、長い時間かけて散歩させたり、ゲームなどをして遊ばせたり、安全な場所でリードなしで思い切り走らせたりと、かなりの運動量を必要とする犬種です。 基本的には室内飼育で、飼い主とのスキンシップやコミュニケーションをしっかりととって、精神的に安定できる環境をつくってあげるようにしましょう。
気をつけたい病気
股関節形成不全、心臓疾患、皮膚疾患、肛門周囲腺腫
注意点
とても賢い犬なので、生後なるべく早いうちに、人間との密なコミュニケーションを築いておくと、かけがえのない優秀なパートナーとなります。