スカイ・テリア
スカイ・テリアの歴史
スコットランドは昔から、小さな元気のよいテリアたちの生息地となっていましたが、こういったテリア種のなかでももっとも古いテリアのひとつがスカイ・テリアです。この犬種について書かれた最初の文書が見つかったのは16世紀のことで、ビクトリア女王がこの犬種を好んだことがきっかけとなり、装飾的な被毛を愛好するひとにより飼育されるようになりました。
基本情報
体重 | 10kg |
体型(大きさ) | 小型犬 |
体高 | 25~26cm |
被毛 | まっすぐ長い毛で硬いが、頭部の毛は柔らかい |
カラー | ブラック、グレー、フォーン、クリームブラック、ダークグレー、ライトグレー、クリーム |
耳の形 | 立ち耳 |
尾の形状 | 垂れ尾 |
飼育目的 | 小型獣猟犬 |
寿命 | 12~14歳 |
性格
スカイ・テリアは一見、優雅でのんびりした雰囲気を漂わせていますが、実は感受性が強く、なかなか大胆不敵で頑固な面を持ち合わせています。一度信頼した相手に対しては、とことん献身的に尽くしますが、見知らぬ人に対しては警戒心を崩そうとしません。また、知らない犬たちとはうまく付き合うのが難しいかもしれません。 基本的に勇敢で意志が強く、信頼できる番犬になってくれる犬種といえます。
日常の飼育ポイント
生粋の猟犬であるスカイ・テリアは、毎日外に出て、足場のよい安全な場所で探検したり動き回ったりすることが大好きです。毎日の運動には、リードをつけて長時間散歩させたり、塀のある安全な庭で思いきり走り回らせることが必要になります。探索ゲームは健康な心身を保つためにもとても大切です。一度興奮すると、手がつけられなくなりますから、コントロールする方法も日頃から教えておくようにしましょう。
気をつけたい病気
慢性肝炎、緑内障、腎機能不全、水晶体脱臼潰瘍性大腸炎
注意点
発育跛行が8か月までの子犬にみられることが多いですが、適度の運動と正しい食事によって自然に治ることが多いです。