シャー・ペイ
シャー・ペイの歴史
昔から中国南部の広東州で飼われていた、マスティフとスピッツタイプの犬の掛け合わせて誕生した犬がルーツと言われています。香港と台湾で繁殖され、1968年に香港ケネルクラブで犬種として認定されました。 1973年には、数頭のシャー・ペイがアメリカに持ち込まれ、この犬種が絶滅の危機に陥りそうな状態だと警告する記事が掲載されたことで一気に保存の機運が高まっていきました。現在でもシャー・ペイは独特のたるんだ皮膚とたくさんのしわを持った犬種として人々に親しまれ、アメリカでもっとも特徴的な犬種のひとつとなっています。
基本情報
体重 | 16~20kg |
体型(大きさ) | 中型犬 |
体高 | 46~51cm |
被毛 | 短毛 |
カラー | クリーム、フォーン、レッド、黒 |
耳の形 | ローズ・イヤ |
尾の形状 | 巻尾 |
飼育目的 | 闘犬、家庭犬 |
寿命 | 8~11歳 |
性格
いつも自信に満ちあふれ、堅実で、独立心の強い性格の持ち主です。また、いつも非常に冷静で落ち着いた態度を見せます。あまり自分から感情をあらわにすることはせず、献身的で、常に家族を守ろうと努力します。見知らぬ人に対しては控えめで、警戒心をくずしません。他の犬には攻撃的で、家畜や他の動物を追いかける犬もいますが、たいていの場合はペットたちとうまくやっていけます。 大変ユニークな風貌で、人目を引く犬です
日常の飼育ポイント
毎日精神的にも肉体的にも刺激を与えることが必要です。活発に動くゲームで長時間遊ばせたり、十分な量の散歩をさせてあげましょう。従順な性格を養うには、常にスキンシップとコミュニケーションをしっかりととることが何よりも大切となってきます。被毛の手入れはブラッシングで十分ですが、しわの内側は蒸しタオルなどで拭いていつも清潔に保つようにすることが必要です。
気をつけたい病気
皮膚疾患、股関節形成不全、水晶体脱臼、白内障、腎機能不全
注意点
見かけに比べて繊細です。環境の変化や過度の緊張状態に陥ると、心身的にストレスを受けやすいので注意が必要です。寒さに弱いので冬場の温度管理には気をつけましょう。