ケリー・ブルー・テリア
ケリー・ブルー・テリアの歴史
ケリー・ブルー・テリアは、1920年代にイギリスとアメリカのドッグ・ショーに参加したことがあったようですが、多方面にわたって才能に溢れた魅力的な犬種であるにもかかわらず、不思議なことに長い間アイルランド以外にはまったく知られることがありませんでした。 あらゆる仕事をこなせる万能犬として、警備犬として活躍したり、地下犯罪組織を追跡したりといった任務をこなしてもいました。こうした華々しい能力がある反面、現在は普通の家庭犬として穏やかな人気を集めています。
基本情報
体重 | 15~18kg |
体型(大きさ) | 中型犬 |
体高 | 45~50cm |
被毛 | ウェーブ状の柔らかい毛 |
カラー | ブルー、シルバーなど |
耳の形 | ボタン耳 |
尾の形状 | ニンジン尾 |
飼育目的 | 小型獣猟犬 |
寿命 | 12~14歳 |
性格
自尊心が高く、人間には従順で親しみますが、警備犬、狩猟犬、牧畜犬、または伴侶犬と、いくつもの顔を持っている万能犬です。自分の家族を守ろうと防衛本能が働き仲間とわかるととたんに愛想がよくなりますが、他の犬や小動物には攻撃的になる傾向があり、なかには吠え癖を持った犬もいます。
日常の飼育ポイント
毎日のこまめな手入れが不可欠。縮れ毛で抜け落ちにくいため、常にブラシや細目グシなどを使って丹念に死毛を取り除く必要があります。口ひげまわりも、毎食後、汚れがこびりつかないようタオルなどで拭き、常に清潔さを保ちます。ケリー・ブルー・テリアにはかなりの運動が必要です。リードを付けて長めの散歩をさせたり、活発に運動できるゲームを組み合わせて遊んだり、足場のよい安全なところで探検をさせてあげるといった運動を取り入れるとよいでしょう。
気をつけたい病気
心臓疾患、進行性神経疾患(ケリー ブルー テリア アビオトロフィー)、小脳変性、白内障、視神経低形成
注意点
子犬は黒い毛でおおわれていますが、生後9~24か月でブルーから、淡いブルーに変わって行きます。