グレート・デーン
グレート・デーンの歴史
グレート・デーンは“犬の中のアポロ神”と呼ばれ、イングリッシュ・マスティフとアイリッシュ・ウルフ・ハウンドという2つのすばらしい血統を受け継ぐ犬種と考えられています。犬種について精通しているイギリスの人々は当初、グレート・デーンをジャーマン・ボア・ハウンドと同じ犬種とみなしていました。この犬種が後にグレート・デーンと呼ばれるようになった背景については確かなことはわかっておらず、いまだに謎となっています。グレート・デーンの「デーン」は「デンマークの」という意味ですが、発祥地は実のところデンマークではなく、ドイツとなっています。
基本情報
体重 | 46~54kg |
体型(大きさ) | 大型犬 |
体高 | 70~80cm |
被毛 | なめらかな短毛 |
カラー | フォーン、ブリンドル、ブラック、ハールクイン、ブルー |
耳の形 | 垂れ耳 |
尾の形状 | 細く長い尾 |
飼育目的 | 家庭犬、番犬 |
寿命 | 8~10歳 |
性格
グレート・デーンは穏やかな性質を持ち、愛想もよく、のんびりとした雰囲気をかもし出しながらも繊細なところがある犬種です。他の犬やペットともたいてい仲よくすることができます。力強さと敏感さを持ち合わせており、訓練に対しても反応のよい犬種なので、行儀のよい家庭犬として楽しく付き合えるでしょう。
日常の飼育ポイント
グレート・デーンには毎日、適度な運動が必要です。やや時間をかけて散歩をしたり、早足で歩きながらの散歩をさせましょう。がっしりと丈夫そうな体格をしていますが、屋外での飼育にはあまり向いていません。家の中で過ごさせて、屋外に自由に行き来できるような環境を用意してあげるのが理想的です。 室内には、柔らかな寝床と、体を思いっきり伸ばして眠ることができるスペースを確保してください。なかにはよだれをたらす犬もいます。 被毛は最小限のケアで十分です。
気をつけたい病気
胃捻転、股関節形成不全、肥大性心筋症、シスチン尿石症、骨軟骨炎、小脳形成不全、関節性疾患
注意点
遺伝的に問題があったり、極度のストレスを溜め込んだりしない限りは、非常に温厚で従順です。また、十分運動させる時間さえとってあげれば、日常の飼育は全く問題はありません。