紀州犬
紀州犬の歴史
紀元前の古くからいた中型犬が祖先で、紀州地方 (和歌山県、三重県)の山岳地帯で作出固定されました。当初は斑毛や有色(赤、胡麻、虎)被毛が多くみられましたが、頭が良く、忠実、従順な性格に加えて、地味で素朴の中にも品位があり年令と共に良さが表れて来るのが魅力です。皇居では紀宮さまも紀州犬を飼っており、国民的な犬と言っても良いでしょう。熊野地方が本場と言われています。
基本情報
体重 | 15~20kg |
体型(大きさ) | 中型犬 |
体高 | 49~55cm |
被毛 | 硬い直毛 |
カラー | ホワイト、胡麻、レッド |
耳の形 | 三角立ち耳 |
尾の形状 | 巻尾 |
飼育目的 | 狩猟犬、番犬 |
寿命 | 13歳 |
性格
俊敏で筋肉がよく発達し、頑健な骨格をした中型犬です。忍耐強い性格で、飼い主に忠実です。警戒心に富む上勇敢なので、番犬にも向きます。俊敏で、他人に対しては警戒心が強いですが、主人には忠実で従順です。命令されると、どんな困難にも立ち向かう勇気を持っています。大変忍耐強く、素朴感の中に、気品と精悍さを有しています。
日常の飼育ポイント
元は猟犬で野性味のある犬のため、運動は毎日朝晩2回、1時間程度行なうのが望ましいです。地域によっては、条例でオリの設置を義務付けられるので、飼育する場合は注意が必要です。お手入れコートのお手入れは通常、毎日の簡単なブラッシングをする程度でよいですが、春から夏にかけての抜け毛の多い時期には、下毛の抜け毛をよく取り除くようにします。運動は、リードをつけて毎日30~40分程度の引き運動をするのがよいでしょう。
気をつけたい病気
皮膚病、眼疾患
注意点
警戒心が強く攻撃的になる面もありますから、小さい頃から社会性を身につけさせることが大切です。