キースホンド
キースホンドの歴史
北方系の犬ゾリ用の犬を祖先とするキースホンドは、オランダで愛好され、18世紀には専制君主に対抗する愛好者たちのマスコットとなりました。キースホンドという名前も、その愛好者グループの頭領だったケース・デ・ギゼールに由来しています。キースホンド(複数の場合はキースホーデン)についての正確な起源は記録されていませんが、おそらくスピッツ系に属する犬種ではないかと考えられ、少なくとも18世紀以降に、オランダで、伴侶犬や番犬として人々から親しまれてきたとされています。
基本情報
体重 | 25~30kg |
体型(大きさ) | 中型犬 |
体高 | 43~55cm |
被毛 | 開立毛 |
カラー | 毛先が黒いシルバーグレー |
耳の形 | 三角立ち耳 |
尾の形状 | 巻尾 |
飼育目的 | 番犬 |
寿命 | 12~14歳 |
性格
愛情がこまやかで優しい性格で、ほとんど完璧といえるほどの家庭犬です。注意深く、忠実で番犬にも適していますが、誰にでも好意を寄せる傾向もあります。子供たちとは並はずれて仲良くなります。その表情には賢さが漂い、何となく頼りになる相談相手といった面持ちもあります。きちんとしつければ、とても楽しいパートナーになるはずです。
日常の飼育ポイント
活動的なので運動は必要ですが、もともと警察犬や小さな害獣駆除に用いられていた犬の血を引いていますから、都会でも飼えます。豊富なコートは毛玉にならないように、ブラッシングし、ストレスがたまらないよう、広くて安全な場所で運動をさせてあげましょう。この犬種は人と一緒にいることを好む犬なので、室内で家族とともに過ごさせたほうがよいでしょう。
気をつけたい病気
心臓疾患、皮膚疾患、糖尿病、緑内障、白内障、真性てんかん
注意点
被毛の手入れを日頃からしっかりとおこなっていくことが大切です。