カーリーコーテッド・レトリバー
カーリーコーテッド・レトリバーの歴史
一般的な説としては、祖先にアイリッシュまたはイングリッシュ・ウォーター・スパニエルや、狩猟のときの回収用セター、ラブラドール・レトリバーなどをもっているといわれています。猟区の番人のもと、密猟者との戦いのなかで防衛本能が強化されたようです。19世紀頃にはイギリスからオーストラリアやニュージーランドへと輸出され、主にカモやカンムリウズラなど鳥類の猟での回収犬として活躍しました。硬毛のカールをさらに特徴的にするため、プードルとの交配が行われた歴史もあります。
基本情報
体重 | 32~36kg |
体型(大きさ) | 大型犬 |
体高 | 64~69cm |
被毛 | 縮れた巻き毛 |
カラー | ブラック、レバー |
耳の形 | 垂れ耳 |
尾の形状 | カワウソ状尾 |
飼育目的 | 獣猟犬 |
寿命 | 12歳 |
性格
頑固な面はありますが、飼い主には従順でおとなしいです。ほかのレトリバー種と比べると、誰からも愛される従順さという点では欠けますが、基本的には繊細で優しい性格の持ち主です。飼い主のいうことにも素直に従い、子供との相性も抜群ですが、見知らぬ人とは距離を置いて接する傾向があります。活動的でアウトドア好きな性格で、かつ忠実なペットを求める人には理想的な犬種といえます。
日常の飼育ポイント
はこまめな手入れを必要としないため、比較的飼いやすい犬種といえます。日頃から水泳をさせたり、何かを水中に投げて取ってこさせたりといった運動を取り入れてあげましょう。温暖な気候の地域では屋外飼育も可能ですが、室内と屋外をバランスよく行き来できる環境が理想的です。 被毛の手入れとしては、ブラッシングをするとせっかくの巻き毛がとれてしまうので、水に入る前などに時々コーミングをする程度で十分です。
気をつけたい病気
皮膚疾患、汎進行性網膜萎縮症、白内障、眼瞼内反
注意点
水中に落下した水鳥などを回収することもできるので、泳ぎはとても得意で、大好きです。