オーストラリアン・シェパード
オーストラリアン・シェパードの歴史
オーストラリアン・シェパードは、実はオーストラリアの犬種ではありません。オーストラリア経由でアメリカに持ち込まれたことからこの名前が付けられています。この犬種の起源については、1800年代にヨーロッパのバスク地方の人々がオーストラリアに移住した時に、羊と牧畜犬を一緒に連れてきたのが始まりだという説がもっとも有力となっています。
基本情報
体重 | 16~32kg |
体型(大きさ) | 中型犬 |
体高 | 46~58cm |
被毛 | 直毛かウェーブ状の中毛 |
カラー | ブラック、ブルーマール、レッドマール、レッドなど |
耳の形 | 半直立耳 |
尾の形状 | ブラシ尾 |
飼育目的 | 牧畜犬、牧羊犬 |
寿命 | 12~13歳 |
性格
持久力に優れているオーストラリアン・シェパードは、大胆で賢く、大変愛情深い犬種です。また、警戒心に富み、独立心が旺盛で責任感の強い面も持ち合わせています。見知らぬ人には警戒心が働き、あまり近づこうとしません。ときには牧畜犬の本能から、自分より小さい子供や小動物を軽く噛むことでコントロールしようとすることがあるので注意が必要です。
日常の飼育ポイント
オーストラリアン・シェパードは、毎日かなりの量の運動を必要とします。肉体的な面と精神的な面の両方で、何か挑戦できるような運動を組み合わせることをおすすめします。 丈夫な肉体を持っているため、温暖な気候の地域であれば、屋外で過ごさせることもできますが、情緒的な面で健康に保つためには人間との触れあいが大切なので、屋外での飼育は控えた方がよいでしょう。 被毛の手入れとしては週に1~2回、ブラッシングかコーミングをしてあげましょう。
気をつけたい病気
白内障、コリー眼異常、心臓疾患、シスチン尿石症
注意点
フィラリア予防薬のイベルメクチンとミルベマイシンに過剰反応して死亡することもあります。