アメリカン・コッカー・スパニエル
アメリカン・コッカー・スパニエルの歴史
セターやスパニエルの子孫であるアメリカン・コッカー・スパニエルは、今日のスポーティング・ドッグの中でも最も小型の犬。17世紀までは全てのスパニエルは一緒のグループになっていましたが、水中用と陸用とに分けられることになり、その後、陸用の犬は小型犬と大型犬に分けられました。家庭犬になったり、愛玩犬になったりしていきましたが、アメリカン・コッカー・スパニエルは、スポーティング・ドッグにとどまりました。日本では1955年ごろから知られるようになり、後に、ディズニー映画『わんわん物語』の主人公になったことで、一躍世界中に知られるようになりました。
基本情報
体重 | 11~13kg |
体型(大きさ) | 中型犬 |
体高 | 36~38cm |
被毛 | 絹糸状の被毛には、ストレートタイプとウェーブタイプがある |
カラー | ブラック、ブラック以外の単色、2色以上の毛が混ざるパーティカラー |
耳の形 | 垂れ耳 |
尾の形状 | 状旗竿尾(断尾の習慣がある) |
飼育目的 | 鳥猟犬 |
寿命 | 12~15歳 |
性格
人懐っこく、活発で明るい犬種です。陽気で憎めない性格が多くの愛犬家の間でうけています。甘え上手ですが、意外に冷静に状況判断しますので、その辺は飼い主のコントロールやしつけが非常に大切な要素となってくるでしょう。
日常の飼育ポイント
猟犬の中では最も小型で可愛い犬。注意力や観察力も高く、覚えも早いので訓練やしつけはしやすい犬です。
気をつけたい病気
白内障、緑内障、膝蓋骨脱臼、脂漏性皮膚炎
注意点
脂漏症の皮膚疾患や外耳炎を起こしやすい傾向があります。仔犬の時から、食事管理をしっかりと行い、早めのケアを心がける必要があります