アイリッシュ・ウルフハウンド
アイリッシュ・ウルフハウンドの歴史
アイルランドのケルト人は、狼や大型の鹿の狩猟の目的で、獲物を圧倒する立派な体格を持った大きな猟犬を作り出すことに力を注いでいました。こうした大型犬は、15世紀頃には、アイルランドの各地域で、家畜の群れを狼の襲撃から守るために活用されました。現在でも、超大型犬を飼うという大変さから、その人気は爆発的とまでにはなっていませんが、その威厳ある堂々とした外観はたくさんの人々を魅了しています。
基本情報
体重 | 48~55kg |
体型(大きさ) | 大型犬 |
体高 | 76~86cm |
被毛 | 硬い針金状の粗い毛 |
カラー | グレー、レッド、ブリンドル、ブラックなど |
耳の形 | ボタン耳 |
尾の形状 | 先細尾(根元は太いが先端に行くほど細くなり、かなり長い) |
飼育目的 | 獣猟犬 |
寿命 | 7~10歳 |
性格
アイリッシュ・ウルフハウンドは、大きな体ながら穏やかで優しい犬種として人々から愛されています。超大型犬ですが、子供や他のペット、さらには他の犬とも仲よく過ごすことができます。状況判断が的確にできるおおらかで理知的な犬で、常に控えめで従順です。
日常の飼育ポイント
アイリッシュ・ウルフハウンドには毎日の十分な運動が何よりも一番大切です。、被毛は週に1~2回のブラッシングやコーミングをし、時々まとまりのない毛を切ったり、年に2回ぐらいは抜け毛を取り除いてあげることも必要です。長めの散歩などをさせて足を十分動かす機会を与えてあげましょう。
気をつけたい病気
股関節形成不全、胃捻転、眼疾患、拡張型心筋症、甲状腺機能低下症、頚椎奇形
注意点
広大な敷地で飼育してこそ、その真価が発揮される犬です。興味本位での飼育は止めて、徹底的に付き合う覚悟が必要です。