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ペットショップで“大安売り”されていたメインクーン、なにか事情が?店員は「おとなしい」と言うけれど…

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メインクーンといえば、ペットショップで20~30万円で販売されることが多い猫種です。専門ブリーダーのサイトを見ると、50万円近い高値が付いていることも。そんなメインクーンを5万円で購入した女性がいます。生後6カ月になっていたとはいえ、破格の値段…。

鎌田晶子さんがお母さんと一緒にペットショップへ行ったのは、飼っていた猫のオヤツを買うためでした。店の中央に大きなプラスチックケースが置かれていて、中には複数の猫がいたそうです。

「ほかの子は上へ下へと動き回っていたのに、1匹だけ隅っこでじっとしている猫がいたんです。おとなしい子だな、というのが第一印象。値段を見たときには1ケタ違うんじゃないかと思いました」(鎌田さん)

大幅ディスカウントには生後6カ月ということ以外に何か事情があるんじゃないか…少し不安を覚えましたが、店員は「おとなしくてかわいいですよ」としか言いませんでした。

鎌田さんとお母さんは同じことを考えていました。「このまま買い手が見つからなかったら、保健所に連れていかれるんじゃないか」。2人の意見は一致しました。「うちで飼おう!」。お財布の中身をかき集めたら、ぎりぎり5万円あったそうです。

「もともと、長毛の子もいたらいいねと母と話していたんです。でもそんなにお金ないから無理かなって。それが5万円の子に出会った。運命だと思って連れて帰りました」(鎌田さん)

ゲーム好きの鎌田さんは、その猫に「セフィロス」と名付けました。ゲームに登場するキャラクターの名前です。当時、セフィロス君は体重が2キロくらいしかありませんでした。猫の中では大きいことで知られるメインクーン。生後6カ月だと3.5~4.5キロくらいが平均的と言われています。鎌田さんはセフィロス君が小さいことも気になっていました。

そして家に帰ってすぐ、もう一つ気になることが。セフィロス君が“あおっぱな”を出していたのです。

「人が風邪を引いたときに出るような、粘り気のある鼻水でした。1回だけなら大丈夫かなと思って様子を見ていたのですが、取っても取っても出てくる。これはおかしいと思い病院へ行ったら、かなりひどい風邪を引いていると言われました。ペットショップの人は『ごはんはそんなに食べないから少なめで大丈夫』と言っていたけれど、それは体調が悪かったからだと思うんです。1週間お薬を飲ませたら鼻水は止まりましたし、ごはんもよく食べるようになりました」(鎌田さん)

大きくならないはずです。体調不良で食べなければ、栄養を摂取できないのですから。

他にも咳をしたり、腸が弱くて血便が出たりと病院通いが続き、「お金は結構かかりましたね(苦笑)」と鎌田さん。それでもセフィロス君を迎えたことを後悔はしていません。あのとき決心しなければ、保健所行きどころか、その前に命を落としていた可能性だってあります。

「セフィを迎えるまで、ペットショップは環境が整っていて、ちゃんと育てて、ちゃんと販売してくれているものと思っていたんです。でも違った。契約書には『〇日以内に死んだら新しい子と交換します』みたいなことが書いてありました。ふざけるなと思いましたね。書かないといけないのかもしれませんけど、命なんだから、もっと大切にしてほしい。あれ以来、ペットショップには不信感しかないですね。どうしても必要なときは行きますけど、販売されている子には『いい人にもらわれるようにアピールしなよ』と声を掛けて帰ってきます」(鎌田さん)

8歳になったセフィロス君は、とてもやんちゃで人が大好きな猫に成長しました。インターホンが鳴ると、玄関に走っていくそうです。そして「よくおしゃべりする」(鎌田さん)のだとか。仕事から帰ると、玄関先で待っていてくれるというセフィロス君。「あのね、今日はこんなことがあったよ」と報告しているのかもしれません。