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ペットロス。飼い主にとってペットとの別れや死は、人間の時と同じように心に衝撃を与える。その克服法は?

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愛する人を失った時、私たちの心に受ける打撃は大きく、深刻だ。しかし、この悲しみや痛みは、人間に対してだけではなく愛するペットを失った時も同様だ。

専門家によると、ペットとの別れや死は、親しい人の死と同じレベルで私たちに衝撃を与え、心身に様々な変化が起こることがあるという。これはペットロス症候群とも呼ばれている。

自身の体調を崩すほど、ペットを失った時の悲しみは大きいのだ。今回は特に犬にスポットを当て、ペットロスが起こる仕組みと、その克服法について見ていこう。克服法に関しては他のペット全てに当てはまる。

【犬との繋がりを形成する人間の脳の部分がカギ】

家族のように可愛がり、大切にしてきた愛犬を失うことは、私たちの心を完全に打ち砕いてしまうほど悲しく、辛い。

Science Directに発表された研究報告によると、人間は人と人との繋がりを形成する脳の部分と同じ場所で、犬との繋がりも形成しているという。

つまり、犬との愛情や交流のシェアは、私たち人間同士で得られるような満足感を与えてくれるということだ。

犬と育む関係が人との関係に似ているからこそ、友達や家族のような強い絆が生まれるのだ。

【犬のいる暮らしは生活の一部】

更に、飼い主はペットの世話に最善を尽くす。犬が快適に眠れるように良いベッドを購入したり、品種に最適な食べ物を与え、散歩や定期的な健康診断に連れて行ったりもする。

このように、私たち人間は犬の世話に多大の努力を払っている。それに加えて、犬と多くの時間も費やしている。

犬は、私たちといつも一緒に家にいるため、生活にはルーティンが形成される。しかし、犬を失うと、毎日一緒に物事を行うことの親しみが壊れ、ルーティンが崩れてしまう。

今まで当たり前のように傍にいてくれた存在を失うことは、飼い主にとっては耐えられないほどの心の痛みとなることもあり得るのだ。

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【お互いに無条件の愛を与え合う存在】

毎日を共に過ごしていくことで、犬は友達や家族、我が子のようなかけがえのない存在となり得る。

犬を飼うことは、無条件の愛を互いに与え合うことを意味する。そして、私たち人間も犬も、その愛やケアに何の見返りも求めない。犬は、喜びや悲しみの時間をいつもシェアする大切な存在だからだ。

だからこそ、失った時には衝撃が大きい。

暖かさと快適さを求めた時に、もう寄り添ってくれる犬の存在がないと知ることは、心が折れ、悲しみが募る。中には、自分の人生の一部を失ってしまったかのように感じる飼い主もいることだろう。

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【ペットロスの人が踏む5つのステップ】

以上は犬のケースをお伝えしたが、一緒に暮らすことが当たり前の状態で、無条件の愛情を与え合っているという存在という点においては他のペットでも同様のことが言えるだろう。

以下は犬だけでなく、猫や鳥など、他のペットを飼っている人に共通することとして見て欲しい。

ペットを愛すれば愛するほど、ペットを失った時の喪失感は大きい。個人差はあるが、ペットを失った事実を受け入れ、普通の生活に戻れるようになるまでに、とても時間がかかることは当たり前のことなのである。
 
一般的に、ペットとの別れや死に対して、飼い主は、否定⇒交渉⇒怒り⇒受容⇒解決 のステップを踏むと言われている。

ステップ1:否定
ペットを失ったという現実を認めない。これは精神的なショックから逃れる為の自己防衛本能によるもの。「否定」の状態は人によって異なるが数時間から数日続く。

ステップ2:交渉
現実を回避し、自身が望むような状態になることを願う時期。神に祈りを捧げたり、好物を食べないようにしたり、いなくなったペットに対し「二度と留守番はさせない」、「散歩の時間を多く作る」などと誓うこと。

ステップ3:怒り
ペットを失ったことを誰かのせいだと強く思い込むようになる。その怒りの矛先は人によって様々で、関わりのあった第三者、家族、自分自身となる。特に自分に対する怒りは後悔となって、尾を引くことがある。

ステップ4:受容
怒りがおさってようやく、ペットの死や別れという事実を理解する。しかし、現実を受けとめたからといって悲しみや苦しみが消えるわけではない。その喪失感を埋めることができずに、より一層深い悲しみを味わうことになる場合もある。

ステップ5:解決
悲しみが薄らぎ、立ち直ることができれば、やっと「解決」の時期を迎える。「解決」は、ペットのことを忘れ去るということではない。ペットとの生活を良い思い出として受け止め、心身の健康を取り戻し、普通の生活を送れるようになることである。

中には悲しみが薄らいで、普通の生活をすることに罪悪感を感じる人もいる。だがそのように思う必要はない。飼い主がペットを愛していたように、ペットも飼い主を愛していたのだ。飼い主に元気で健康に暮らしていて欲しいと願っているはずだ。

【ペットロスを克服するために】

アメリカの精神科医によると、ペットロス体験者が心の痛手から立ち直るには、約10か月間かかるのが平均的だと言う。

いつか乗り越えられる時が来るまで、決して焦らないことが大切だ。その悲しみや苦しみは一生つづくわけではなく、少しずつ薄らいでいく。

ペットとの別れや死と遭遇したら、2つの作業が必要だと言われている。1つはペットの別れや死を受け入れること、もう1つは別れや死によって引き起こされる感情や生活の変化とうまくつき合うことだそうだ。

ペットの寿命は人間の寿命より短かい。ペットロスを経験した人の中には、「ペットは先にいなくなってしまうから嫌だ。二度と飼いたくない」「前に飼ったペットに悪いから、新しいペットは飼わない」と思う人もいる。

だが共に暮らし、無償の愛情でつながり、そこにできた幸せな思い出はかけがえのないもので、ペットがいたからこそなのだ。その思い出はあなたとペットだけのものであり、唯一無二の尊い宝物となる。

ペットに無償の愛を注ぐことができるあなただからこそ、あなたの愛情を求めている動物に出会う機会があるはずだ。

しかるべき時が来たら、新たなペットと共に、新たな思い出を作り上げていくことは、とても自然なことであり、ペットロスを克服することにつながるかもしれない。

もしかしたらその新たなる出会いは、元のペットがあなたを元気づける為に導いたものかもしれないし、あるいは生まれ変わりなのかもしれない。

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【ペットロスの具体的な対処法】

ペットを失ったことで引き起こされる悲しみの感情を、自分だけで抑えるのは並大抵なことではない。時に救いを求めることも必要なことだ。

ペットを失った悲しみや苦しみ、ペットとの楽しい思い出などを聞いてくれる人がいるのなら、話してみよう。大抵の人は話を聞いてもらったことで気分が落ち着き、現実を受けとめることができるようになっていくと言う。

また、以下のような対処法が有効になる場合もあるという。この項目なら実践できるというものがあれば、試してみてもいいかもしれない。

1. 悲しかったら涙を流すなど感情を素直に表現する。
2. 食事は必ずとる。
3. 眠れなくても、横になって身体を休める。
4. 何か自分の好きなことをしてみる。
5. 定期的に軽い運動をする。
6. 友人や知人と会い、おしゃべりをする。
7. 家の模様替えをする。
8. ペットのものを整理する。
9. お葬式をする。
10. お墓を作り、お参りに行く。
11. ペットの写真を飾る。
12. ペットの一部をアクセサリーにして身につける。
13. アルバムや本などを作る。

ペットと一緒に過ごした、楽しく充実した日々を大切にしている限り、きっと乗り越えられる日が来る。

そして忘れないでほしい。愛するペットの存在があなたの目の前から消えてしまっても、思い出は永遠に心の中に刻まれているということ。

ペットも、きっとあなたと一緒にいられてとても幸せだったはずだから。