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ペット保険が人間の保険も変える? 業界の先駆者が挑戦する「病気予防型の保険」とは?

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一緒に過ごすうち「家族同然」と感じるほど大きな存在であるペット。今や、15歳未満の子どもより、犬や猫の方が大幅に多い時代です。

そんな愛おしいペットたちですが、当然ながら病気やケガはつきもの。時には人間以上に治療費がかさんでしまうことも珍しくありません。

IBMが運営するWebメディアMugendai(無限大)では、時代に先駆けてペット保険を確立した人物が登場していました。

ビジネスとしての成功と社会貢献を同時に成し遂げた裏にあった、熱い思いとは。

リスクを未然に防ぎたい。保険会社に勤めながら描いた理想登場していたのは、業界シェアナンバーワンを誇るアニコム損害保険代表取締役の小森伸昭さん。

もともと、大学を卒業して大手損保会社で仕事をしていた小森さん。「事故が起きたら補填する、病気になったら補填する」という保険業の重要性を理解しつつも、「それだけでいいのだろうか」という思いを抱えていたそうです。

できることなら、事故も病気も未然に防ぎたい。保険会社に蓄積されている膨大なデータを分析すれば、それが可能になると会社に訴えたものの、残念ながら事業化されることはありませんでした。

それならばと、一念発起で起業したのが現在の会社。獣医の弟、息子と犬の名前を間違えてしまうほどペット好きな母親など、動物好きの家庭で育った小森さん。家族の賛同もあったことで、ペットの保険に進出したのです。

「動物健康保険」でペットも人間と同様の診療に。関係者みんなが満足する仕組みとは

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小森さん率いるアニコムが作り上げたのは、「動物健康保険」とも呼べる仕組みです。それまで動物病院では、飼い主が診療費全額を支払い、後日保険会社に請求する形式が取られていました。

しかしアニコムでは、独自のペット専用保険証を窓口で提示するだけで、診療費の3割または5割を支払えば済むシステムを導入。飼い主が診療費全額を払う代わりに、病院がまとめて保険会社に請求できる仕組みにしたのです。

飼い主はもちろん、動物病院側にも多くのメリットがあるそうで、小森さんは以下のように語っています。

飼い主さんは急な出費に悩まず安心してすぐに病院に連れて行くことができますし、動物病院からすると、多少の保険金請求業務で、アニコムのペット保険に加入しているペットたちの、いわば「かかりつけ病院」となることができますので、双方にメリットがあります。

他にも、ブリーダーやペットショップが保険の代理店として機能するなど、ペット業界に関わる多くの人を満足させ、今やおよそ75万頭がアニコムで保険契約をしているといいます。

目指す「予防型保険」は、人間でも期待できる試み「ペットは家族」という考え方そのものに、まるで人間のような保険制度を作り上げた小森さんですが、抱く夢にまだまだ終わりはありません。

その思いは、今注目されているゲノムの世界にも及んでいるのです。

疾患関連遺伝子に関する研究を進めています。例えば犬の全ゲノム解析ですが、塩基約24億個を3日間数十万円で行うことができるようになっています。

ただ、ゲノムの99%はどの犬でも共通なので、残りの1%を調べれば、その犬がどんな病気になりやすいかが分かるのです。(中略)全ゲノム解析は数十万円ですが、1%の解析であれば2万円以下で可能です。

また、病気の遺伝子を持っているのに発症しない個体がいる事実から、腸内細菌にも着目しているという小森さん。

腸内細菌を見ることで、病気と健康の間を「見える化」し、食事や運動をサポートするナビゲーションシステムを作りたいとのことです。

そして、会社員時代から抱いていた、何かが起きたら保障する保険からリスクを未然に防ぐ「予防型保険」の実現に突き進み、将来的にはペットだけでなく、人間にも適用したいといいます。

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飼い主にも好評なペット愛にあふれた写真入り保険証
Image: Mugendai(無限大)
他にも、高齢社会にあわせてペットと一緒に入れる老人ホームなど、「壮大な社会実験」を続けたいと語る小森さん。

ペット好きな方はもちろん、ビジネスマンも必読のインタビューの続きは、Mugendai(無限大)よりお楽しみください。