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100%死に至る場合も…猫犬などペットからうつる7つの怖い病気!

病気
ペットは、人生を楽しくしてくれる友達のような存在。

ペットを飼うことで、運動するきっかけになりますし、落ち込みがちな気持ちを和らげてくれることにもつながるなど、いい点はさまざまです。そんな毛むくじゃら(ウロコや羽毛の場合もあるかもしれませんが……)の友達は、すばらしい面があるのと同時に、健康上のリスクをもたらすという側面もあるのです。

「人獣共通感染症(ズーノーシス)は、動物から人にうつる可能性がある病気のことを言います」と説明するのは、ロス大学獣医学部で公衆衛生・疫学の助教を務めるクリスタ・ギャラガーさん(理系学士で、獣医師)。

「動物は、野生動物でも家畜でも、人間にとって有害性のある細菌、ウイルス、寄生虫、真菌を持つ場合があり、人に感染させることもあるのです」と、ギャラガーさんは言います。

でも、獣医さんとそうした感染症について話し合うことで、うまくそんなリスクを避けることは可能です。

「ペットから感染症がうつるのは、体液に触れたときのほか、身体に触れたりなでたりしたとき、噛まれたとき、引っかかれたときがあります。さらに、蚊やダニ、ノミを媒介として感染症がうつされることもあります」とギャラガーさん。

幼い子ども、高齢者のほか、免疫力が落ちた人は、とくに注意する必要があります。今回は、ペットからうつる可能性のある病気を紹介します。

1. トキソプラズマ感染症

「トキソプラズマ感染症は、寄生虫の感染によって起こる病気です。主に猫から感染することがあります」とギャラガーさんは説明します。

健康な人ならば、ほとんど問題になりません。ですが、妊娠中の人や免疫力が落ちている人では大きな問題を引き起こすことがあるのです。

感染を避けるためには、猫のトイレの砂などを頻繁に交換するのが大切。

しかも、交換の作業の後には手をしっかり洗うこと。妊娠中の女性はそうした作業を行わないようにします。完全な室内飼いにすれば、猫がトキソプラズマに感染することを避けられるでしょう。

ペットの症状:
猫は基本的にはトキソプラズマに感染しても症状は見せません。子猫は影響を受けやすいので、下痢することがあるくらいです。

人の症状:
健康な人であれば、症状は出ません。アメリカ疾病対策センター(CDC)は、トキソプラズマ感染症にかかっている人はおよそ4000万人に上ると推定しています。ときにインフルエンザのような症状が現れる人もおり、リンパ節が腫れたり、筋肉痛が出たりすることがあります。

2. 狂犬病

ペットから狂犬病がうつることはありません(日本では1956年を最後に国内発生はありません)が、海外では、野生動物から感染するケースが報告されています。アライグマやコウモリからです。感染した動物の唾液から感染するので要注意。

「この感染症は、基本的に咬傷によって感染します。または、ひっかき傷から感染するケースもあります」と説明するのは、ゲイリー・リヒターさん(理系修士で、獣医師)。Rover.comの健康専門家です。

「犬に接触して狂犬病に感染するのはほとんどありませんが、狂犬病のウイルスに接触した場合はただちに治療をしなければ、発症すると100%死に至ります。そうした知識を知っておくことは大切です」。狂犬病を防ぐためには、とにかくあなたのペットにワクチンを定期的に打つことです(日本でも義務づけられています)。

ペットの症状:
口から泡を吹いたようになるのが典型的な症状です。ですが、異常行動を見せたり、発熱したりする症状も現れます。さらに、接触や光、音に過敏になって暗闇に隠れるような行動も特徴的です。驚くような行動を見せたり、食欲がなくなったり、麻痺を起こしたりもします。

人の症状:
アメリカ疾病対策センターによると、本格的な症状を見せる前に、人では発熱、頭痛、倦怠感が見られます。ですが、病気が進行すると、中枢神経系にウイルスが感染して、不眠や不安、混乱、部分的な麻痺、幻覚が現れるようになります。

3. サルモネラ感染症

卵や加熱不十分な鳥肉からサルモネラ菌に感染することがあることはご存じかもしれません。ですが、ペットからうつることもあるのです。

「この感染症は、ペットのは虫類の皮膚に細菌がいるため、そこからうつることもあるのです」と、医師のシッポラ・シャインハウスさんは解説します。ロサンゼルスの認定皮膚科医です。

食品安全を専門とする弁護士のジョリー・D・ランゲJrさんは、ハリネズミやニワトリ、またドッグフードが原因で、サルモネラ感染症の集団発生が起きていると説明しています。

サルモネラ感染症を防ぐためには、は虫類をさわった後には手を洗うこと。特に、餌をあげたとき。ペットのおもちゃや寝床もきれいにすることが大切になります。

ペットの症状:
シャインハウスさんによると、は虫類は、サルモネラ菌による症状は現しません。

人の症状:
シャインハウスさんによると、人で一般的な症状としては、発熱、頭痛、腹痛、吐き気、嘔吐、寒気があります。

4. レプトスピラ感染症

「レプトスピラ感染症は、動物の尿を介して感染する病気です。感染した野生動物がいたために地面の水が汚染され、そこからペットにうつることがあります。感染症は、ペットの尿にうっかり触れてしまうことから感染するのですが、みんなが思うよりも簡単にうつってしまいます」と、NHVナチュラルペッツに勤める登録動物看護師、ジョハンナ・リールさんは説明します。

感染症を防ぐためにはペットにワクチン接種を行うこと。また動物の尿で汚染されていそうな場所で泳がせないことです。

ペットの症状:
レプトスピラに感染しても症状を現さない動物もいます。動物によっては、発熱、嘔吐、下痢、食欲不振、うつ症状、不妊などの症状を現します。

人の症状:
レプトスピラに感染しても症状を現さない人もいますが、症状としては高熱、頭痛、悪寒、筋肉痛、嘔吐、下痢、発疹などがあります。

アメリカ疾病対策センターによれば、最初の症状から回復した後、2回目にもっと重い症状が出ることがあるそう。そうした場合には、髄膜炎のほか、腎不全や肝不全を起こしている可能性が疑われます。

5. トキソカラ症

多くの場合、犬から感染する病気です。猫から感染することもあります。この原因は、トキソカラと呼ばれる寄生虫、回虫に感染することによります。

シャインハウスさんによると、「犬の糞を扱うときには、手袋やビニール袋、ショベルを使うのが大切。その後にはよく手を洗うようにします」と注意を促します。

ペットの症状:
下痢、嘔吐、血便のほか、便の中に寄生虫が確認できることもあります。

人の症状:
「人は犬の糞から口の中へと回虫が感染します。ですが、寄生虫は肺に寄生するケースがあり、その場合には息切れが起こることがあります。さらに、じんましんやかゆみ、腹痛、血便も現れます」と、シャインハウスさんは解説します。

6. サナダムシ感染症

「調理不十分の豚肉から感染することがあります。ですが、ペットから感染するケースもあります」と言うのは、シャインハウスさん。注意すべきなのは、サナダムシは、ノミのような感染を媒介する生物がいるという点です。サナダムシの感染は、そうした生物が口に入ることによって起こるのです。

ですから、感染を防ぐためには、手洗いをしっかりすること、外で遊んだ後にはペットの毛をくしでよくとかすことが大切です。

ペットの症状:
シャインハウスさんによると、腹痛や下痢のほか、便の中の米粒のようなものが見られることがあります。また、疲労感や空腹感が現れたり、嘔吐したときに長いサナダムシが確認できたりすることも。サナダムシに感染したペットは、お尻を引きずっていることも多いそうです。

人の症状:
腹痛や下痢のほか、便に米粒のようなものが見えるところは同じです。疲労感や空腹感、食欲不振も見られることがあります。

7. 白癬(はくせん)

「白癬は、カビによる感染症です。英語ではリングワームと呼ばれています。毛の根元にある毛包に感染します。直接の接触によってうつります」と、リヒターさんは説明します。ペットの寝床を定期的に掃除し、頻繁に手を洗い、掃除機をかけて、消毒することが大切。

ペットの症状:
動物には、人と同じような輪っか状の病変が見られます。ですが、毛の下に隠れているので、発見しづらいことも。皮膚が赤くなったり、ふけが見られたり、毛がまだらに抜けていたりしたら要注意です。

人の症状:
赤みがあってかゆい、分かりやすい輪っか状の発疹が現れます。