犬猫の殺処分を減らすため県と大分市が共同設置・運営する「おおいた動物愛護センター」が17日、大分市廻栖野に開所した。
保護した犬猫を収容して譲渡を促すとともに動物との正しい関わり方を学ぶ場を提供する。総事業費は約10億円。
開所式には関係者ら約100人が出席。テープカットの後、広瀬勝貞知事が「動物との絆を感じ、学び、交流を深める場所にしたい」とあいさつ。佐藤樹一郎市長は「命の大切さを発信していく」と話した。
センターのキャッチコピーは「人と動物 心をつなぐ」に決定。心を通じ合わせ一つにつながる姿をイメージしたロゴマークも披露した。近くの野津原小を代表して式典に出席した6年の安東結人君(12)は「動物に優しい街になってほしい」と期待を述べた。
午後からは市民向けのイベントが開かれ、家族連れらが保護猫を見たり写真展に足を止めたりしていた。
譲渡会は3月は毎週日曜日に開催予定。引き取り希望者は譲渡会参加前に面談と講習会を受けなければならない。ドッグランの利用も事前登録制。
展示情報コーナーやドッグランの利用は月曜日を除く午前9時~午後4時。
問い合わせは同センター(TEL097・588・1122)。