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長寿ペット介護問題が深刻化 認知症に訪問ケアも!

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生活環境や医療の発達で寿命が延びたのは人間ばかりではない。ペット界も高齢化社会に突入し、介護問題が深刻化している。認知症を患ったり、足腰が弱くなったり。飼い主の高齢化もあり、老いたペットを対象にした老犬ホームに預ける人も多い。在宅介護の分野では、訪問介護や車いすレンタルなども注目を集めている。(村上晃宏)

「この子は認知症がある17歳。下半身は動かず、ほぼ寝たきり」。そう言って、たつの市の老犬ホームJiJi(ヂヂ)代表、藤岡嵐さん(43)が犬の頭を優しくなでる。「でも飼い主が来たら、うれしそうに顔を上げるんです」

2016年設立の同ホームには現在、20頭以上が入居する。主に10~18歳で、人に換算すると60~100歳くらい。認知症以外にも、目が見えにくいなどの病気を抱える犬が大半。交通事故で下半身が不自由になった犬もいる。

預ける理由は「飼い主が老人ホームに入居し、面倒を見る人がいなくなる」や「飼い主が亡くなった」など、飼い主の高齢化に伴う要因も多い。認知症を患うと夜泣きがひどくなり、排せつも調整できず、仕方なく預ける人もいるという。

犬は朝と夕、約990平方メートルのドッグランで体を動かす。体が不自由な犬は、後ろ足部分に車輪が付いた車いすや補助用のハーネスを使い、散歩に出掛ける。

入居する犬には紙おむつや栄養価の高い餌を用意する。歯が弱い犬には水で柔らかくした餌を与える。慣れない環境で攻撃的になる犬もいるため、争いにならないよう柵で区切る配慮もする。藤岡さんは「ペットがストレスなく、伸び伸びとした老後を過ごせるようにしたい」と話す。

車いすや、床ずれ予防クッション、肌に優しいオムツ、転倒防止のゴム製靴下。西宮市の西宮阪急にある「阪急ハロードッグ」には、ペット用介護用品を取り扱う「芦屋バティーズ」(芦屋市)の商品が並ぶ。

今年で16年目となる芦屋バティーズは、老犬対象マッサージなどを取り入れた訪問介護や、車いすレンタルなどの事業を展開する。

訪問介護では、主に芦屋市や西宮市、神戸市東灘区を対象に毎月30軒訪問する。車いすレンタルも年々増え、月50~60台が貸し出され、中には2年近くレンタルする人もいるという。徐々に体が動かなくなる病気という12歳の犬のために車いすを借りる神戸市東灘区の女性(57)は「外に連れ出すことができるので、犬も私にも精神的な負担が減った」と話す。

同社の竹田佳子代表取締役は「ペットは家族。家族が亡くなる間際まで、楽しい思い出を残すお手伝いをしたい」と意気込む。

情報提供元:神戸新聞