宮崎県にある「みやざき動物愛護センター」（宮崎市清武町木原4543番地8）では、収容された離乳前の子犬・子猫を、新しい家族に譲渡できる日齢まで育てる「ミルクボランティア」の募集を開始した。

いま、全国的に犬や猫の殺処分をゼロに近づけるためのさまざまな取り組みが行われている。そんな中でも、なかなか殺処分数を減らすことができないのが、赤ちゃん犬や猫。赤ちゃん犬や猫は、保温して数時間おきにミルクを飲ませ、排泄をうながすなど、つきっきりで特別なケアが必要なため、センターの職員だけでは手が足りていないのが現状だ。

そこで、みやざき動物愛護センターでは、宮崎市在住の市民の中から子犬や子猫を預かり育ててくれるミルクボランティアを募り、ドライフードなどを自力で食べられるようになったらセンターに返しもらい新しい飼い主を探す事業をスタートさせた。

ミルクボランティアとしての活動を希望する人は、応募要領により、事前に申し込み後、ボランティア研修会に参加し、個別面談を行い登録が決まると、必要に応じてボランティアの依頼がくる。

登録済みのミルクボランティアは、センターから離乳前、およそ生後1週齢～5週齢の子犬、または子猫を預かり、離乳までの数週間～1ヶ月間、1日4～5回の授乳や、排泄補助、健康観察などの世話をする。そして、ドライフードが食べられるようになればセンターに返す。ミルク・哺乳瓶・ペットシーツ・ヒーターなど必要最低限の物資は、センターから貸し出される。

【主な活動内容】
1.センターから離乳前の子犬・子猫を預かる（およそ生後1週齢～5週齢）
2.離乳までの数週間～1ヶ月間、授乳（1日4～5回）・排泄補助・健康観察等世話をする。ドライフードが食べられるようになればセンターに返す。
※必要最低限の物資(ミルク・哺乳瓶・ペットシーツ・ヒーターなど）は貸し出します。

【ボランティア登録の流れ】
1.応募要領により事前に申し込み後、ボランティア研修会に参加いただきます。
2.研修会後、登録を希望される方に個別面談を行い登録を決定します。
3.登録後、必要に応じてボランティアを依頼します。

【応募要領】
募集期間 随時
募集人数 5名程度
募集条件
・ 20歳以上で宮崎市在住の方
・ 離乳していない子犬・子猫を育てた経験がある方
・ 動物の飼育が許可されている住宅にお住まいの方
・ 原則、動物の世話が終日できる方
・ 家族の同意や住居など、犬猫を飼養できる環境にあること
・ 犬猫を飼っている場合は、次の条件を満たしていること
（1）犬猫は不妊去勢手術済みであること
（2）1年以内に混合ワクチンを接種していること
（3）犬は狂犬病予防法に基づく登録と狂犬病予防接種を行っていること
（4）猫は完全室内飼いであること
応募方法
・ 申し込み用紙に必要事項を記入のうえ、動物愛護センターに郵送、FAX、または電子メールにて送付してください。

【選考方法】
1.申請書の提出
2.ミルクボランティア研修会を受講後、面接を実施します。
3.飼育環境調査として後日、職員が自宅を訪問します。

【ミルクボランティア研修会（必ず受講していただきます）】
場所 みやざき動物愛護センター（宮崎市清武町木原4543番地8）
内容 ＜講習＞宮崎市の犬猫の現状について、活動内容説明、子犬・子猫の育て方 など ＜個別面接＞

【お問合せ】
健康管理部 保健所 保健衛生課
動物愛護センター
電話: 0985-85-6011 Fax: 0985-85-6022
E-Mail: 10eisei@city.miyazaki.miyazaki.jp
WEB:http://www.city.miyazaki.miyazaki.jp/life/pet/service/152953.html