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家庭の食事、犬に与えていい?

ドッグフードに食材を加えた「ちょい足しごはん」や、家庭で作った食事を犬に与えている飼い主は意外に多い。人間が食べているものを、どこまで食べさせていいのか。グラース動物病院(東京都杉並区)の小林豊和院長(54)に聞いた。

 

●家族と同じだから

「獣医さんが教えるかんたん、安全、そしておいしい!手作り愛犬ごはん」(主婦の友社)を監修した小林さんは「栄養学的には市販のドッグフードと水を与えていれば十分」と指摘しながらも、「犬にも食べる楽しみ、喜びはあるので、それだけでは寂しく感じる。家族と同じ存在だから、さまざまなものをバランスよく食べさせてやりたい、と思う飼い主の気持ちは分かる」。人間の食べ物を与えるなんて、と否定的にとらえる人もいるが、飼い主の責任で食べさせるなら問題ないと理解を示す。

 

●軟らかく小さめに

自分たちのために用意した食材で作るにはどうすればいいのか。「幼児やお年寄りのために、食べやすく消化しやすいように工夫して作り分ける。それと考え方は同じ」と小林さん。

 

犬は、口に入れた食べ物をほとんどかまずにのみこむので、胃腸に負担をかけないよう、のみこみやすい大きさに切る。繊維が多いご飯も、炊いた後にゆでたり煮たりして軟らかくする。野菜の繊維は消化できないため、ゆでたり煮たりミキサーでピューレ状にしたりして工夫する。生で食べられる野菜は、生のままミキサーにかける。野菜のピューレを製氷皿で凍らせて砕き、ドッグフードに混ぜるだけでも、「犬は冷たいものが好きだし、ジャリジャリした食感を喜ぶ」そうだ。

 

犬は人間より多くのたんぱく質を必要とする。肉、魚、豆腐などの大豆製品や豆類は幅広くメニューに使える。ビタミンやミネラルとともにバランスよく食べたほうがいいのは人間と同じ。神経質に考えすぎず、1週間で帳尻を合わせるくらいのつもりで無理をしないことがポイントだ。

 

●アレルギーに注意

市販のドライフードにトッピングするのが、手軽にできるアレンジだ。小林さんは、ウズラの固ゆで卵とプチトマトのみじん切り▽解凍してつぶしたミックスベジタブル▽小さく切ったバナナを混ぜたプレーンヨーグルト--など、彩りのよいトッピングのバリエーションを本で紹介している。

 

ただ、犬に食べさせてはいけない食材=表=には注意が必要。食べても症状が出ない犬もいるが、有害なものをあえて与える必要はない。牛乳も、「人肌程度に温めたものを少量なら問題ない場合が多い」が、大量に与えると下痢をすることがある。牛乳、卵、小麦など、人間同様に食物アレルギーがある犬のえさは、自己流でアレンジせず獣医師と相談しながら与えるとよい。

 

食事の時間は、単に生きるための栄養を与えるだけでなく、犬とコミュニケーションが取れる大切なひとときだ。年齢や健康状態に合わせた食事を与え、長く一緒に暮らせるようにしたい。

 

■犬に食べさせてはいけない食材・食品

▽ネギ類・ニラ

含まれている成分が赤血球を破壊するため貧血を起こす。加熱しても変わらない。

 

▽塩分の多い加工品

犬は人間ほど塩分を必要としない。ちくわやハム、スナック菓子などを与えすぎると塩分過多になる。たまにみそ汁を与える程度なら問題ない。

 

▽香辛料

唐辛子、わさびなど。下痢をしたり、肝臓や腎臓に負担をかけたりすることもある。

 

▽チョコレート、ココア

カカオに含まれている成分が原因で嘔吐(おうと)や下痢、ショック症状を引き起こす。急性心不全に至ることもあり要注意。

 

▽カフェイン

興奮、不整脈、頻脈といったカフェイン中毒を起こすことがある。お茶やコーヒー、紅茶のほかカフェインを含む食品にも注意したい。

 

情報提供元:毎日新聞