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ペットロスになる前に飼い主として知っておくべきこと

ペットを飼っている人であれば、必ず考えておかなければならない最期の別れ。ペットを飼うことを決断したその日から、その「最期の別れ」を意識しておくことは非常に大切である。もちろん、いつまでも一緒に過ごせることが理想だが、必ず堪え難い別れを迎えるということを覚悟しておかなければならない。

 

いつか来るそのときを考えておけば、その時のために「今できること」を知ることができる。それは、今いる、またはこれから迎えようとするペットの為だけではなく、私たち飼い主自身のためでもあるのではないだろうか。

 

私自身、子どもの頃に最初の愛犬との別れを経験した。その時は死というものを受け入れられなかったが、それでも子どもの頃は回復も早かったように思う。大人になった今感じるのは、年をとるにつれ、愛犬たちとの別れを経験したり考えたりすると、子どもの頃よりも辛く、なかなか心の整理ができない自分がいることだ。

 

これはなぜだろう。年を取っただけと片づけられてしまうかもしれないが、子どもの頃よりは、ペットたちへの接する愛情、かかわる時間、そして飼い主としての責任を強く感じているからなのかもしれない。

 

そんなペットとの辛い別れ「ペットロス」。今では多くの人が耳にしたことのある言葉だが、そもそも具体的にはどういったことなのだろうか?

 

《ペットロスとは?》


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文字通り「ペットを失う」ということ。その多くは命あるものに必ず訪れる死別について指すことが多いが、ペットの盗難、行方不明なども含まれる。犬や猫は人間よりも寿命が短い動物。それを頭ではわかっていても、その時を迎えてしまうと喪失感や虚無感を感じるのはごく自然なこと。

 

共に暮らしたペットとの絆が深いほど、その精神的辛さは大きくなり、人によってはいつまでもその悲しさ、寂しさから抜け出せず、鬱のような精神状態になる場合もある。

 

このようなことを総称して「ペットロス」という。また、「ペットロス症候群」といわれる場合もある。特にペットに対する依存度が高いほど「ペットロス」になりやすいと言われており、完全に立ち直るまでに1年以上かかるケースもあるという。

 

大切な家族を失うことは、当然悲しく辛いもので、それを防ぐことはなかなかハードルが高い。しかし前もって「ペットロス」というものを知っておけば、ある程度の心構えを持つことはできる。そのために、次の2つのことを紹介したい。

 

1.ペットロスの過程を知ること


まず一つ目は、自分でできることとして、「ペットロスを乗り越える過程を知っておく」ということだ。一般的にペットロスは以下の過程を経ると言われている。

 

1.拒否・拒絶
ペットが亡くなったり、病気などで余命宣告をされたりということを受け入れられず、現実から逃避しようとする精神状態で、回復にはある程度の時間がかかる。

 

2.憤怒
ペットとの別れを誰かの責任にしようとする場合がある。その多くは矛先を誰かの責任にして心を整理しようとする。

 

3.後悔
「あの時もっと一緒にいてあげればよかった」「あの時に気づいていれば」と自分を責めることがある。自分を責めて、謝る。このような精神状態になった場合、そのことを話せる相手(ペット友達やかかりつけの獣医等)に心の内を話すことで落ち着くことも多い。

 

4.受け入れ→克服
怒りや後悔が落ち着いてくると、ようやくペットの死を客観的に事実として受け入れられるようになり、ペットとの思い出を話せるようになる。明るく思い出話ができるような段階に到達すると、寂しさは感じてはいても一般的には克服したと判断できる、とされる。

 

人によって過程は様々であるが、このような「拒否・拒絶」→「憤怒」→「後悔」→「受け入れ→克服」という段階があるということを知っておくことで、もしものときに自分、またはペットを亡くされたあなたの周りの人がどの段階にいるのかを知ることができる。助言・克服に向けて前向きになる一助となるのではないだろうか。

 

2.日頃からペットの話ができる友人を作る


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そして、もう一つは、「日頃からペットの話をすることのできる友達を作っておく」ということ。散歩の時に出会った近所の知り合い、ネットで出会った犬友達や猫友達、または自分のペットのことを気軽に話せる友達など、ペットのことを話せる人であればだれでもよい。それらの人たちとペットを失った話をし、悲しみを共有するだけでもずいぶんと気持ちは違ってくる。

 

「ペットロス」は、ペットと生活する人であれば誰にでも起こりうることである。まずは「ペットロス」とはどういうものかを知り、自分の周りのペット友達と、しつけや普段のおしゃべりの中に、ペットロスについて語り合っておくこともおすすめする。

 

中には心無い言葉を発する人も!


「ペットロス」に追い打ちをかけるようなこともある。ペットが亡くなったことで精神的に落ち込んでいると、中には「また飼えばいいじゃないか」「たかがペットでしょう」などの感覚で言葉にする人たちもいる。この言葉は、愛するペットを亡くした人にとってあまりにも心無い言葉であり、それが余計に心の傷となってしまうことがある。これはペットロスに関する周囲の認知・理解不足が理由のひとつといえるだろう。

 

確かに私たちにとってペットはかけがえのない大切な家族である。しかし、世の中にはペットと生活をしたことのない人たちも大勢いる。その人たちにとっては、ペット=動物であり、なぜそこまで落ち込むのかを理解できない人も少なくない。

 

今般、ペットに対する社会の扱いは昔と比べると随分と優遇されてきてはいるが、すべての人が「ペットロス」を理解してくれるわけではないことを頭に入れておこう。

 

 

情報提供元:ペットゥモロー