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ペットの防災対策できていますか 避難所まで一緒に行く試み広がる

2011年3月の東日本大震災では、人間と一緒に多くの犬や猫が被災した。避難所にペットを連れて行くことができずに無念の想いをした人は多い。

 

大震災後に環境省は「人とペットの同行避難」を推奨する方針を出したが、2016年4月の熊本地震ではペットを受け入れない避難所が続出し、ペットと野外生活を余儀なくされた人が多かっこの2つの地震経験を通じ、ペットと一緒に避難しようという動きが広がっている。

 

昨年のペット同行避難のイベント(「靱公園くらしとみどりネットワーク」提供)

 

昨年のペット同行避難のイベント(「靱公園くらしとみどりネットワーク」提供)

 

昨年のペット同行避難のイベント(NPO法人『靱公園くらしとみどりネットワーク提供』

昨年のペット同行避難のイベント(NPO法人『靱公園くらしとみどりネットワーク提供』

 

食料・飲料水からおもちゃ、毛布、靴下まで備蓄

環境省が2013年6月に発表した「災害時におけるペットの救護対策ガイドライン」では、「ペット同行避難」を推奨、避難所でルールを作り、人とペットが共生するよう地方自治体に求めている。しかし、熊本地震では「ペット同行」を拒否する避難所が多く、動物愛護団体が公園に「ペット専用避難所」を開設したり、飼い主がペットと一緒に車中泊を続けたりするケースが多く出た。

 

2つの地震の影響から最近、ペットの防災対策への関心が高まっている。ペット保険のアイペット損害保険が2017年2月8日に発表した「ペットの防災意識調査」によると、日頃から「ペットの防災対策をしている」人が約6割の56.9%に達した。調査は犬や猫を飼っている2214人を対象に行なわれた。

 

それによると、具体的な対策として多いのが(複数回答)、犬では「(避難所で迷惑をかけないよう)『待て』『お座り』などの基本的なしつけ」(43%)、「普段からケージに入ることを慣れさせる」(29%)、「食料などペット用防災グッズをそろえている」(22%)、「普段から誰かが一緒にいるようにしている」(21%)などだ。ちなみに猫の場合は、「基本的なしつけ」(4%)が難しいため、「ケージに慣らす」(17%)、「ペット用防災グッズ」(17%)、「誰かが一緒にいる」(17%)などが中心になる。

 

「ペット用防災グッズをそろえている」と回答した人に、具体的にどんなものを備蓄しているか聞くと、犬猫ともに「フード(おやつを含む)・飲料水」が96%に達した。続いて多い順に「トイレ用品(猫砂を含む)」(67%)、「ブランケット」(54%)、「ケージ」(54%)、「リード」(51%)、「おもちゃ」(45%)、「迷子札」(33%)、「ハーネス」(28%)、「栄養剤・サプリメント」(19%)など。また、震災時にガラス破片が散乱することを考え、犬猫が身に着ける「避難ジャケットや足裏をカバーする靴下」を用意している人が18%いた。

 

一方、「同行避難」について理解している人は少なく、「環境省が同行避難を推奨していることを知っている」人はわずか26%だった。また、「最寄りの避難所がペットを受け入れるかどうか知っているか」と聞くと、65%が「分からない」と答えた。

ペットトレーナーが「しつけ」や避難方法を指導

こうした中、2017年2月18日に大阪市の靱(うつぼ)公園で、ペットとの同行避難をテーマにした防災イベント「元気ぼうさい 靱公園冬遊び」が開かれる。今年で4回目だ。主催するのは「靱公園くらしとみどりネットワーク」。副代表の永井純さんは、J-CASTヘルスケアの取材に対し、イベントの目的をこう語った。

 

「靱公園の周辺は5~6年前からペットを飼う人が非常に増えました。私自身もワンコを飼っています。この公園は避難場所になっており、いざという時は2~3万人が暮らせる広さがあります。ペットは、震災時には3~4番目くらいに心配されますが、飼う人にとっては一番大事な存在です。自分の子どもより可愛いという人が多いですよ(笑)。いざという時にどうしたら一緒に避難できるか、みんなで考えようというイベントです」

 

具体的には、広い公園の中にいくつかブースを設け、犬や猫同伴で避難する時の心得を指導したり、犬猫用の避難用具を展示したりする。たとえば、人間と一緒の避難所では犬のしつけが特に重要だ。吠えない、「待て」「おいで」がちゃんとできる、ほかの犬とケンカしない、決められた場所で排泄ができるなど迷惑をかけないようにする。また、猫も避難する時にすぐ運べるようケージやキャリーバックに慣らしておく必要がある。

 

ペットトレーナーや動物専門学校の生徒、ペット防災関連企業の担当者たちが、しつけ方や緊急避難時のペットとの接し方を指導する。また、犬や猫が行方不明になった時のためにマイクロチップを首の皮の下に注射器で注入しておくとよい。チップに飼い主情報を記録し、マイクロチップリーダー(読み取り器)を当てると、飼い主が特定できる。そんな機器や犬猫用防災用具を紹介するブースも設けられる。

 

また、2016年のイベントで評判が高く、今回も行なう予定が自家用車とテントを使ってペットと一緒に避難生活を送るコーナー。ペットとの車中泊の仕方や同居テントの組み立て方などを指導する。避難所に行くのに比べ、気を使わずにすむ。永井さんはこう語った。

 

情報提供元:JCASTヘルスケア

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