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2015年度のペット関連市場は1.3%増も 日本は世界的に見ると飼育率が低い傾向

矢野経済研究所はペットフードやペット用品のメーカーや小売業者、その他のペット関連業者などを対象に、国内のペットビジネスに関する調査を実施し、その結果を4月7日に発表した。調査期間は2015年10月から2016年2月にかけて。その他ペット関連業者には、生体やペット美容室、ペット医療、ペット保険、ペットホテルなどの各種サービスが含まれている。

 

発表によると、2014年度のペット関連の市場規模は、小売金額ベースで前年度比1.5%増の1兆4,502億円で、2015年度も同1.3%増の1兆4,689億円と推計されている。2014年度の同市場はペット用品の伸長率が鈍化して微増にとどまったものの、キャットフードが前年度以上に好調に推移して市場が拡大。ペット保険や動物病院などの健康関連サービスも堅調で、市場をけん引した。2015年度以降も猫人気の継続に加え、ペットの高齢化やペットの健康に対する関心の高まりから、健康関連サービスの拡大が予想され、市場は継続して拡大していくと同社では予想している。

 

このように、国内のペット関連市場は拡大傾向にあるものの、グローバルな視点で見た日本のペット飼育率はかなり低い。

 

GfKジャパンは22の国と地域のペット飼育率について2015年の夏に調査を実施し、その結果を5月24日に発表した。調査対象となった国と地域は、アルゼンチン、オーストラリア、ベルギー、ブラジル、カナダ、中国、チェコ共和国、フランス、ドイツ、香港、イタリア、日本、メキシコ、オランダ、ポーランド、ロシア、韓国、スペイン、スウェーデン、トルコ、イギリス、アメリカ合衆国で、15歳以上の消費者2万7,000人から回答を得た。

 

まず、地域別にペットの飼育率を調べたところ、最も高かったのはアルゼンチンとメキシコの80%で、ブラジルでの75%が続いた。一方、日本は37%で、香港の35%、韓国の31%に続いてワースト3位にランクインした。

 

世界的に最も多く飼われているペットは「犬」で飼育率は33%。犬を飼っている割合が最も高かった国はアルゼンチンの66%、次いでメキシコの64%が続いた。最も低かったのはトルコの12%で、日本は17%でワースト3位だった。

 

犬に続いて多く飼われているのは「猫」で飼育率は23%だった。猫を飼っている割合が最も高かったのはロシアの57%で、フランスの41%が続いた。最も低かったのは韓国の6%で、日本は14%でワースト4位だった。

 

ペットを飼うには飼育環境も考慮しなくてはならないため、ペットの飼育率を他の国や地域と一律に比較はできない。しかし、日本のペット飼育率は世界的にも低く、上昇の余地が残されているといえる。市場拡大のためには、飼育率を向上させる環境作りも有効かもしれない。

 

情報提供元:MONEYzine

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