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一時預かり、世話代行…ペットも介護の時代

一時預かりや訪問による世話の代行など、高齢ペットを対象としたサービスが増えている。医療技術や餌の栄養バランスが向上したことで寿命が延びたことが背景にある。飼い主が独居高齢者というケースも増え、高齢者が高齢の動物を世話する“老老介護”の状態となる中、関係者は「ペット対象の介護サービスはさらに拡大する」とみている。(松田俊輔、河部啓介)
尼崎市神田中通の「ペットホテル マルキ」。高さ1・2メートルの犬舎に預けられた高齢のシーズーやマルチーズを、店長の瀬戸口敬幸さん(56)が3、4時間おきに見て回る。
同店は1月、高齢ペットを2か月以上預かるサービスをスタート。きっかけは昨年、西宮市の80歳代女性からダックスフントを預かったこと。女性はしばしば入院し、預かりは亡くなるまで半年に及んだ。
「高齢ペットは手間がかかるため、預かりを断るところも多いが、ペットを心のよりどころとする高齢者は多い。安心して任せられる場所が必要と考えた」と瀬戸口さんは話す。
高齢ペットの場合は室温調整や段差のないところでの散歩、軟らかい餌といったサービスを用意。具合が悪くなった場合は、知り合いの獣医師に取り次ぐようになっている。2か月以上を長期と設定。同ケースは今のところないが、料金(通常1日4000円)は1日約3000円を想定しているという。
訪問による世話代行に取り組むのは、芦屋市呉川町の「ペットケアサービス ルプリュ」。オーナーの知野さゆりさんが飼い主宅や周辺で散歩やトイレの後始末、投薬などを行っている。依頼や問い合わせの件数は、2011年のオープン時と比べ、2倍以上に増えた。
歩行障害をもつ犬の散歩では、自作の介護ベルトを使って犬の体を支え続ける。人間同様認知症を発症する犬もいるといい、知野さんは「高齢になるほど、世話に力が必要」と話す。
一般社団法人ペットフード協会(東京都)の13年の調査によると、犬の平均寿命は14・19歳。人間に換算すると70~80歳で、調査を始めた10年以降延長傾向にある。一方、犬の飼い主で最も多いのが50歳代、次いで60歳代で、飼い主の高齢化も顕著になっている。
犬向けの介護用品も需要が増えている。犬用の車いすを輸入・販売する芦屋市津知町の「芦屋バティーズ」では、年間の販売台数が04年からの10年間で、4、5台から150台にまで増えた。店長の竹田純さん(33)は「家族の一員であるペットの生活の質を高めることを、真剣に考える時代になった」とみる。
環境省によると、13年4月1日現在、ペット介護の専門施設は、全国10都道県で20施設が登録されている。昨年9月に改正された動物愛護管理法では、飼い主が最期までペットの面倒を見る「終生飼育」が盛り込まれ、担当者は「これからペット介護のニーズはますます増える」と予想する。

提供:読売新聞

運営会社:合同会社ペコアス